あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

「長期」「分散」「最適」で考える世界一シンプルな投資法

お祭り騒ぎで、HAPPY

これからの資産形成を考える会:編著の本です.アメリカ投資会社のバンガード社 トヨタFS証券 マネックス証券が、共同で出している感じの本です.ここでは、その名の通り、長期・分散を前面に出した、投資行動を勧めています.と,徒然なるママに書いていますが,皆さんもう少しお付き合いくださいね。

 最初に、バンガード社による投資教育資料が示されます.読んでいると、確かに、長期分散がよく見えます.ただし、ここには、やはり、大きな問題があります.

これは、アメリカでの投資の方法で、示される資料がアメリカの基準です.例えば、アメリカの過去80年間のデータをもとに、短期金融商品が0.9% 債券 2.8% 株式 7.4%とあり、長期的に見れば、株式が有用です.となっています.

 でも、過去80年間のアメリカ経済の拡大と今後アメリカ経済の拡大規模が同じであるとは思えません.(これが、さいきんのBRICSであれば、経済が数十倍に拡大すると言われても納得できますが)

 時期を考えても、15年なら、プラスだけれど、10年では、マイナスかもしれないと言われると、困ります.

 さらに、日本では、前に紹介したように、年間の利回りが1%台というデータもあります.株式というリスクを取るに値するリターンになるとは思えないのです.

 今週のリッパーリポートでも、やはり、長期分散投資について、批判的でした.分散と言っても、大体は、株式と債券が主で、(一部不動産も含まれる)それを邦貨と外貨で分けるわけですが、最近の世界同時株安のときには、同時に債券も下がって、さらに円も安くなって、分散してリスクを取るはずが、全てが下落していく状態でした.(確かに、最近戻ってきていますが)

 この本にかかれているようにシンプルに投資を考えることは、実は難しそうです.本当のお金持ちになるには、やはり、金融のシステムや情報が必要のようです.

 だから、お金持ちは少ないんでしょうね.

 以上は、私の個人的な意見です.いろいろな考え方がありますし、実際の内容と、私が感じた印象とは異なることもあります.

ここまで読んでくれてありがとうございます.

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌