ドラマのような恋 - あいこのブログ

おまつり気分でハッピー

先日、あいこせんせのところに看護師長から連絡。今日は外来でもないのに、救急車の受け入れ陽性です。と、徒然なるままに書いていますが、もう少しお付き合いくださいね。

　話によると、連絡が取れなくなったお宅に親族が見に行ったそうなのですが、

「お一人は、すでに亡くなっていて、警察が入っているのですが、同居の認知症の方を引き受けてもらえないかというんです。」

　話をよく聞くと、認知症で徘徊のある旦那さんをお一人で見ていた奥さん(ともにすでに高齢ですが)、普段は自立して、旦那さんを介護していたようですが、何かの原因で体調を崩して、お亡くなりになり、(お布団の中で発見されたそうです）旦那さんのほうは、徘徊で出かけないようにカギがかかっているので外には出れず、奥さんがなくなったことも理解しないまま、布団の中で震えていたそうです。（危ないので火の気もなかったのですね）

　認知症対策されていたので、火事など出さないで済んだのですけれど、どうしても周囲の方とも認知症が強いので疎遠になっていたようで、数日新聞がたまったところで親戚に連絡が行ったようです。

　来院されたおじいさんは、認知症高度で、痛いところとかありませんか？と聞いても、「大変いい気分であります。」というばかり。

　県外のお子さんたちに連絡を取り、来ていただくことになりました。

　きっと、お互いに、相手がどうなったかなんて知らないでしまったんでしょうね。ある意味、永遠に結ばれているおふたりなのかもしれません。