あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

(医者は傲慢!)患者さんはつらいからくるんでしょ

お祭り騒ぎで、HAPPY

言い訳も含めて、名言集の第三弾です.

これは、お友達の看護師さんと当直のことで話していた時のことです.カッコの中は私の想像ですが.と,徒然なるママに書いていますが,皆さんもう少しお付き合いくださいね。

 当直の時のこんなエピソードです.朝の4時ごろに,20歳ぐらいの若い女性がやってきました.話を聞くと,車のドアに指をはさんで痛いとのこと.それで,いつはさんだのと聞くと,驚きジロー。昨日の昼間とのこと.夜中我慢してたけど,やっぱり痛いのできましたとおっしゃります.別に、腫れても曲がってもいません.本人もちょっと痛いんですよねぇーと平気な顔でおっしゃいます.これには、小マツタケが生えてくる。

 仕方ないから、痛み止め出して、朝になったらまたきてね.って言ったんだ。と説明した時にこの名言を言われました.

『患者さんは、つらいからくるんでしょ.レントゲンぐらいとってあげないの?』

 この看護師さんは、大学病院の人で、あまり実際の当直業務がわかっていない人だからか、非常に患者さん思いなのかわからないけど、驚きジローでした.

 私自身は、寝起きのいい人(寝付きもいい人)なので、当直で夜中に起こされるのは、意外と平気だし、当然、喘息や重症患者で起こされるのは仕方ないと思ってます.でも、救急性がなかったり、夜中だと待たなくていいからという理由でくる人はどうかなぁーと思うのですけど。

 このブログは、今のところβ判だから、キット読んでる人も医者が多いと思いますので大丈夫だと思いますが、前に、船の中での出来事を書いた時の内容も、一般人や医療関係者でも、この看護師さんみたいな人には、違った風にとられてしまうのかなぁと反省しています.でもあのときの、禿頭(とくとう)室のガキ様は、別に泣いてもいないし、指が腫れたり、傷がついたり一切なかったのですよと、ここで追加の言い訳です。

 教訓1;患者さんは、確かに、つらいからやってくる.

 (ただし、救急性や重症度は関係なし)

 教訓2;そんな時にも、笑顔で、今はこれぐらいしかできないんです。すみませんといいましょう。(いろいろ説明したり、救急外来の意味について議論したりしても時間の無駄です.それに精神衛生上良くありません)

 こう書くとやっぱり傲慢とおもわれるかな。そう思われた方にはすみません。

 

 ここまで読んでくれてありがとうございます.

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌