あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

皿持ってたもれ

 おまつり気分でハッピー

先日、はなもて語れという漫画の第9巻を読みました。この漫画は、朗読漫画で、文の読み方を解説しますが、同時に文学の読解もしてくれるので、小説の内容がよくわかります。と、徒然なるままに書いていますが、もう少しお付き合いくださいね。

 今回は、火野葦平さんの皿というお話が取り上げられていて、実際にすごく上手NA人の朗読で聞いてみたいものだと思いながら読んでいたわけですが、皿の物語のほうにも興味がわいて、読んでみたいと思ってしまいます。

 なんとなくあらすじを書いてしまいますが、知りたくない人は読まないでくださいね。

 河童が、古い井戸の中にカエルを追いかけていくと、中にきれいな女の人がいて、絵皿の数を数えています。ここからは、番町皿屋敷から、着想を得たものと思われますが、どう数えても9枚しかありません。そこで、カッパさんが、10枚目を探し求めるという話でした。

 そこまで読んで、あいこせんせ、すっかり楽しくなりました。

これは、読めたぞ。

 あいこせんせの推理はこうです。

 河童は皿を探し回りますが、当然割れてしまったものなので、見つかりません。

 精も根も尽き果てたカッパさんは、息も絶え絶えに、井戸の中戻ってきます。

 そして、ついにカッパさん命つきます。するとなんということでしょう。

 河童のお皿が外れて、10枚目の皿になる。命をかける程のものは、命の価値をもって贖われる。

 なんて感動的なのでしょう。

 

 

 でも、実際の火野葦兵さんの文章はこんな単純な話ではありませんでした。

 あいこさんの能力のなさにはがっかりだよ。

美奈さんは、はなもて語れか火野葦平さんの小説を実際に読んでお楽しみくださいね。とっても、深いお話でした。

 ここまで読んでくれてありがとうございます。

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌