あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

備えあれば

お祭り気分でハッピー

 NHKの1/12放送のドラマ「感染爆発 パンデミック・フルー」をようやくみました。ビデオ(いまだにうちは、ビデオでしか取れません。)にとったのをいいことに、これまで見ないでいました。

 こんな私が、批判できるはずもないのですが、残念ですね。

 放送後、あまり話題にならなかったので、悪い予感はしていたのですが、ぜんぜん危機感が出てきませんね。

 まず、感染の始まりを特殊な形にしたのがいけません。

 普通に飛行機でやってくるとドラマにならないからなのかもしれませんが、NHKなのですから、実際に起こる可能性が高い設定を優先して欲しかった。

たとえ、どんな田舎で感染が始まったとしても、いまの日本で、感染がそこでとどまる事はありえません。診療所単位で、重症患者をたくさん抱えることは、考えられないので、早期の段階で近くの中核都市の病院に患者が移送されます。

地域封鎖は、県単位とかならありえますが、もっと小さい段階でとどめる事は実際には不可能です。

 あと、実際の医療現場はきっと、混乱して、まともな医療を受けられない状況になると思いますが、その辺の危機感が描かれません。

 ドラマでは、タミフルが投与されて、呼吸不全には人工呼吸器が使用できますが、実際では、大多数の人には、それらの処置は不可能と思われます。

 実際の診療状況なんかも、なんだか普通の災害などの際の混雑状況のようで、全然、危機感がなかったですね。

 多分、パンデミックになってしまったら、きっと普通の病院での診療は行われなくなると思います(スタッフが確保できませんし、流通のストップできっと、タミフル以外の医薬品 物品がなくなり、来院されても、治療をできなくなるため、病院が門を閉じると思います。)

 実際に、発熱患者とそれ以外の症状の患者が一緒の場所に集まるのも恐ろしいし、新型疑いの人は、仮設の(体育館などで)場所で自衛隊などに協力要請して、診療をするしかないんじゃないでしょうか。

 じつは、人手不足以外に自衛隊が必要と思う、悲惨な状態を想定しているのですが、書けません。

 ここまで読んでくれてありがとうございます。

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌