あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

新型インフルエンザはいつ発表されるか

お祭り気分でハッピー

先日、成田空港で香港からの旅行客(台湾人)が痙攣を起こし、インフルエンザ陽性で、諏訪、新型インフルエンザか!と大騒ぎになったとのことです。

 実際には、覚醒剤の持込をしていた人のようでしたけど。と、徒然なるママに書いていますが、皆様、もう少しお付き合いくださいね。

 この報道の中では、インフルエンザは陽性で新型インフルエンザではないのかインフルエンザは陰性で腸内に隠していた覚醒剤による症状なのかは不明でしたが、どちらにしても、とっても心配ですね。

(別の報道では、覚醒剤による急性中毒とのことでした)

 ひとつは、海外で新型インフルエンザ(人人感染)の無い段階で、海外からのインフルエンザの患者に対して過剰に反応していること。

 旅客のうちインフルエンザ陽性患者はすべてが隔離の対象になってしまう可能性があります。

 その2

 症状がそのときに出なければ、当然この人はすり抜けていたわけで、結局は、空港にいる時点で症状が無ければ国内に入ってしまいます。(当然で、これは、防ぎきれませんが)

 その3

 今回の事例が発表になったのが1週間後の1/29日だったこと。これは、搬送された病院で、ある程度早期に新型インフルエンザの可能性が低いことがわかって確定診断の時期を待って発表したのかもしれませんが、もし、新型インフルエンザの本物が出て、それが1週間後に発表では、対応が非常に遅れてしまいます。

(ところで、新型インフルがH5N1だけではないのは知っていますが、新型インフルエンザ患者が海外から侵入する可能性のある地域での感染症基幹病院には、H5の簡易キットはあるのでしょうかねぇ。)

さらに考えると、新型インフルがH5N1だとして、H5での簡易検査陽性で新型インフルエンザとして発表されるのかあるいは、きちんとした型判定をして発表されるのかによっても、新型インフルの発表時期は変わってきそうですよね。

 まあ、今回の事例は特殊なもので、実際にはうまく機能するのかもしれませんし、そうあって欲しいと願います。

 それにしても、空港のクリニックの先生は大変ですね。新型インフルだけでなく、いろんな感染症がやってくる可能性があるわけで、空気感染まで想定した宇宙服状態の体制で診療していないと安心できない気もしますね。

 ここまで読んでくれてありがとうございます。

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌