あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

青山 俊董さんのこと

 お祭り騒ぎで、HAPPY

 仰々しく書き始めたのはいいのですが、実はこの方のことはあまり知らないのです.と,徒然なるママに書いていますが,皆さんもう少しお付き合いくださいね。

 瀬戸内寂聴さんと一緒に尼僧の中では、有名な方のようです.私は、たまたま、NHKの番組で1回だけ見ただけなのです。ただそのときの話に感動して、久しぶりに泣けました.(だいぶ前のことです)

 これもうろ覚えなのですみませんが、シリーズで対談形式で、お話しをしていくもののようでしたが、こんなエピソードをお話されました.

 こんな話です.青山さんが、タクシーに乗ると、タクシーの運転手さんが、自分の身の上話をされます.

 15歳の冬に、両親が突然事故でなくなります.後に残されたのは、自分と3歳ぐらい下の妹だけ.突然のことで、何がなんだかわからないままに、葬儀を終えました。これから先のことを考えます.裕福な家でもないので、貯金もそれほど残っていません.ちょうど、卒業の時期だったので、自分が一生懸命、夜も昼も働いて、何とか妹は学校を出させてやりたいと、がんばります。楽な暮らしではないが、元気に、仕事ができ、結婚して家族を持つことができました.妹も何とか高校を卒業して、最近、良縁があって嫁いでいきました.

 ここまでだと単なる苦労話ですが、次ぎの言葉に驚きジローです.

 私が、こうして暮らしてきて、妹も幸せに嫁いでいくことができたのも、両親があの時亡くなったおかげです.(なんですと!両親が死んだおかげ!)

 さらに続きます.ちょうどそのとき、家にもしも有り余るようなお金があったら、キット、周りの親戚から、ナンダカンダといわれて、人を信じることができなくなっただろう.もしも妹がいなくて一人ぼっちだったら、世をすねて変なミチに行っただろう。

自分が中学を卒業するときでなければ、そのまま、兄弟で施設に入れられていただろう。あまりお金がなくて、まじめに働かなくちゃいけなかったので、それを見て、妹も変な道に迷わず、良い性格に育ってくれた.これ全て、仏様のお導きなのだと思って、日々過ごしています.という話でした.

 全てが十分に伝わっているかよくわかりませんが、大体こんな話です。

 この話をテレビで聞きながら、なぜだか、オイオイ泣いてしまいました.(ちょうど一人だったので。)

 そこで、青山 俊董さんの本を読んでみようと、「道元禅師に学ぶ人生」という本を買ってきましたが、これが難しい.

 やはり話し言葉で言われるのと、きちんとした本では大違いです.大変良いことが書いてあるのですが、心に響きません.(これがきっとバカの壁なんでしょう)やはり悟りのミチは遠い.

 ここまで読んでくれてありがとうございます.

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌