あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

第113回日本内科学会講演会 シュシュのまとめ

おまつり気分でハッピー

先日、日本内科学会講演会に行ってきました。医学は恐ろしいほど進んでいる。(特に、分子学的な検索で)ということに、あいこせんせは驚きと感動を覚えるわけです。と、徒然なるままに書いていますが、もう少しお付き合いくださいね。

 まずは、シュシュの公園のきーわどだけ。

 学会長 門脇孝先生からは、会長公園として、これまでのご自身の糖尿病研究の歴史がそのまま、糖尿病研究の歴史と重なることを示されて、実に本流であると思ったわけです。

 ただ、あいこせんせ、門脇先生がまだ、お若いころに、ある病院に公園に来られて、栄養不足であったあいこせんせは、確か一番前の席で舟をこぎ始めて、船頭である指導医せんせから、何度も突っつかれた覚えがあって、その名残からか、途中で一度だけ意識を失いかけたのですが、でも、門脇先生の業績はほんとにすごい。

 それで、これから一番関心があるのは、先生たちがアディポネクチン受容体作動薬を解明して、それを今後臨床応用されるであろうということ。これが出てくると、肥満からくる生活習慣病を抑制し、長寿への道が開けそう。

美奈さん。アディポネクチン受容体作動薬を覚えておいてくださいね。

 

医学のすすめ: すべては患者の幸せと医療の発展のために

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 続いて、東大の宮園先生がTGF-βのお話。

 ここで一つだけ印象に残ったのは、ロサルタンがTGFβを阻害するという話。

 ロサルタンはほかのARBと異なる性質を持っていますが、やっぱ、何か違うものを持っているようです。

 

 名古屋市立大 新実先生からは、慢性外装のはなし。

 ここでは、GERDの席は、LESの機能が低下する昼間の席が特徴とのこと。

あと、近年原因によらない咳の過敏状態を一括したcough hypersensitivity syndoromeなる概念が提唱され、その病態には知覚神経過敏の寄与が示唆されているという。

 神戸大の戸田先生からは、筋ジストロフィーのお話。筋ジスは、あいこせんせの時代の話だと、遺伝疾患なので治療は困難という認識でしたが、今では、治療の可能性がかなり高まっているらしい。

 そこで、アルベカシンが治療薬候補になっているらしい。

機序は;アミノグリコシド抗生物質は、真核細胞においても、mRNAの翻訳忠実度を低下させ、時として終始コドンを読み超えさせることが知られているそうで、それを臨床応用しようというものらしい。

 さらに、なんでも、筋ジスの重要な部位にリビトールなるキシリトールの仲間の糖類が存在することが、あの有名なノーベル賞受賞者田中さんの作った機械で見つかったという話で、やっぱり田中先生はすごい人です。キシリトールの仲間の砂糖が見つかったのは、人類初だそうで、とにかくすごい。

まずは、ここまで。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌