2007-11-29 株価の動きがわかった! お金 / 株 お祭り気分でハッピーあまりに、市場の変動が激しいので、ちょっと金融工学について勉強してみました。と、徒然なるママに書いていますが、皆さんもう少しお付き合いくださいね。 と、大きなことを言った割には、「金融工学、こんなに面白い」 野口悠紀雄著 文春新書というのを読んだだけです。 しかも、ブックオフで、105円コーナーに並んでいたので買っただけだったのですが、実に奥深い。 結論から言いましょう。「株価の動きは、予測不可能であることがわかりました。」 この本は、平成12年に出たもののようで、その後、新しい理論が出たかどうかは知らないのですが、少なくとも、この本が出た時点での結論はそうだそうです。(実際には、1960年代にサミュエルソンさんという人の「的確に予測された株価はランダムに動く」という論文があるそうで、その頃から確立された話のようです。 世の中に、株価のアナリストといわれる人達がいますが、予測は困難とのことです。特に、チャートで判断するなんて困難とのことですが、チャート分析が間違っているとか分析の仕方が問題というわけではなくて、株価のようなものは、すべて(チャートも含めて)情報が株価に瞬時に織り込まれていくので、インサイダー情報のような特別な情報でない限り、確実な予測はできないというものです。 これは、決して悪い意味ではなくて、市場が非常に効率的になっている(特別の情報を持っている人が特別にもうけることができるようにはなっていない)ということが言えるそうです。 つまり、どれだけ情報を集めて、複雑な計算をしても、株価は予測できないのだそうです。 野口さんは、惜しげもなくこの結論を本の最初に書いてしまっています。すると、金融工学とは何をするもの?という疑問が沸きますが、それに答えてくれるのがこの本です。 皆さんは、定価で買って読んでくださいね。 ここまで読んでくれてありがとうございます。 羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌