2011-08-10 宮崎アニメ 映画 / 音楽 / 読書 お祭り気分でハッピー先日、宮崎駿さんと息子さん吾郎さんのNHKの番組を見ました。アニメの作り方が良く分かって面白かったです。アニメには特別詳しくはないのですが、甥っ子たちが宮崎アニメを良く見ているのです。と、徒然なるママに書いていますが、皆様、もう少しお付き合いくださいね。 素人がコメントすることではないですが、吾郎さんの方のアニメで今回の「コクリコ坂」の冒頭の階段を降りるシーンが紹介されていました。番組では、元気さを出すためにテンポ良くしたとなっていましたが、実際の場面は、あまりに遅い感じがします。 宮崎駿さんのこれまでのアニメと比べるのは無理があるのかもしれませんが、いわゆる宮崎アニメだときっとこのような場合、多分一段くらい滑り落ちるぐらいのスピードで降りてこないと面白くありません。 宮崎駿さんが、吾郎さんにコクリコ坂のキャラクターのイメージを作るために、一枚の絵 主人公が歩いている後姿の絵を渡しますが、吾郎さんの反応は、ずいぶん股関節が柔らかい?と言う感想で、駿さんが伝えたい、実際の生身の人間が動いているのではなくて、アニメでは、その内面も含めて動いてこそキャラクターが生きてくると言うことが理解されているのか分かりませんでした。 吾郎さんが、番組の中で、てんぷらをあげるシーンで実際に揚げている雰囲気を出すために「インチキでも少し黄色を入れたほうがいいのかなあ?」と言う発言がありましたが、やはり、吾郎さんには実際にないものを,画面に入れることについては、インチキという観念があるようです。人がアニメで求めるのは実写で行われていることではなくて、みんなの頭の中でのイメージが重視されて良いと思います。 パンダコパンダを見ても、パンダのお父さんの体型は玄関をくぐれるはずがありませんが、そんなことお構いなしです。吾郎さんは、設計をやられたそうなので、やはり、物事に破綻があってはならないと言う基本的な部分がありそうですが、それを取っ払ってもらわないと面白くありません。 この番組の中で、宮崎駿さんが、昔書いた吾郎さんの絵が出てきて、これがとっても面白く見えました。さらに、ジブリの次回作は、宮崎駿さんの自伝的アニメという報道もあり、なんとなく、これらの昔の絵がヒントになりそうな気がして、こっちが楽しみな感じがしますが、とにかく、ジブリ含め日本のアニメのレベルがさらに高くなっていくことを期待したいと思います。 今日はすっかり、専門外についてのコメンテーターになってしまいました。それにしても、これらの絵コンテを頭の中で作り上げて、絵にできるって確かにすごい才能ですね。 ここまで読んでくれてありがとうございます。羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌