今回は、新しい試みとして、株主優待をテーマとした旅情ミステリーを連載しています。
ただ、あくまでもフィクションなので、実際に存在する場所・建物・イベントなどが記載されていますが、実際の出来事ではなく、創作された物であることにご注意ください。また、決して、今回の株主優待を推奨する物ではなく、実際の投資判断等については、ご自身の判断で行なっていただくようお願いします。また、この情報は、2026年5月時点でのお話で、実際、このお話に出てくるユナイテッド・コレクティブ社の優待券も使える条件が、変更になり、千円に対して、五百円券が使用できるようになりました。したがって、今回のような買い方はできなくなっております。実際の優待券の使用については、優待券やホームページなどでご確認いただきますようお願いします。
喫茶二十世紀は21世紀にあった編
「まだまだ、感動は終わらないわ。」
劇場を後にしたあいこ先生は、予約していたサードバーガーを受け取り、池袋へ向かった。山手線の中、チリコンカンのガーリック臭が気になったが、済ました顔で乗り切った。
東武百貨店池袋店へ向かうと、催事場の案内に、喫茶二十世紀初出店と書いてある。こちらは、有名アイドルグループが運営に関わっているそうで、姪っ子のあっちゃんが通販でせっせと物品を買っている。ブースで、3個ほど、お土産を買って帰ろうかなと思ったら、レジの反対側で喫茶店のマスターが試飲を勧めているのを発見した。試飲を勧められたが、人見知りのあいこ先生は手を振って、そのまま、エレベーターに向かっていったが、視界の中に何か気になるものがあった。その違和感に導かれブースに引き返すと、
「これが違和感の原因か?見逃す所だった。」
有名アイドルさんが寄せ書きしたグッズが展示されている。呆然と立ち尽くしたあいこ先生だったが、気を取り直し、証拠の写真をあっちゃんに送ることとした。横にいるマスターに、写真の許可を取りたいと思ったが、マスターはお客さんとずっと話をしていて
「どうしよう」
その時だった。あいこ先生の隣で、お客さんが写真を撮り始めた。
「撮っていいんですね。」
マスターに許可をとったわけではないのに、強気になったあいこ先生は、写真を撮り、横を見るとブースの張り紙にも文字が書いてあったので、お客さんとの会話が終わったマスターに
「これも撮っていいですか。これは、あの・・・」
「そうなんです。朝書いてくれたんです。」
あいこ先生は、早速、写真とその情報をあっちゃんに送りました。
「情報にも、賞味期限があるから、なるべく早くしないと。」
これが、のちの推理にも繋がるなんて、世の中何があるかわからない。
