2008-03-18 良心的な救急隊 医療制度 / 行政 お祭り気分でハッピー 救急搬送が大変という話を以前書きましたが、救急隊も大変なお仕事ですよね。何せ、状態の悪い患者さんが目の前にいるのに、治療もできず、搬送先を探し続けなくてはいけないのですから。と、徒然なるママに書いていますが、皆さんもう少しお付き合いくださいね。 その間に、具合が悪くなっても、勝手に、どこかに搬送したら怒られてしまうわけですから、かわいそうです。 先日、とても良心的(職業意識の高い?)救急隊員さんにであいました。 夕方に、救急搬送依頼が救急隊からありました。どんな患者さんか聞くと、御高齢の麻痺のある意識障害患者さん。 「脳神経系疾患の疑いなのですが、どうでしょうか。」 「うち、頭関係が無いのですけど」といいましたが、話を聞くと、すでに、近隣の大体の病院で断られたとのことでした。 同じ地域で、救急をがんばっていた病院にいたことがあって、救急隊の方とは、結構面識があって、かわいそうなので、 「うちに、頭関係の医者はいないけど、ご家族がそれでご理解いただければ、いいですよ。」 といいました。 脳梗塞かしらん。出血だと、ちょっと困るけどなぁ。と思いながら、待っていると、受付から、「さっきの救急隊。やっぱり、どう見ても、頭関係のようなので、もう少し、専門のところを当たってみますとのことで、来ません。」 救急隊の方も、職業意識に燃えて、結構がんばっていらっしゃる。頭が下がりますね。 ここまで読んでくれてありがとうございます。羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌下の写真は、広島原爆死没者追悼平和祈念館の折鶴です。