あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

飢える日経虱後

おまつり気分でハッピー

先日、救急車が到着しました。80歳台の男性です。朝起きてこないので見に行ったら、反応が鈍いのだそうです。麻痺はないので、脳神経系ではないようですから、搬送しますとのこと。と、徒然なるままに書いていますが、もう少しお付き合いくださいね。。

 来院して、傾眠傾向です。手足は弱いけど、確かに動かせます。当初は話を少しずつしていたのに、だんだん話さなくなったそうです。

 それじゃあ、お決まりの頭部CTを撮ろうとした所、急に暴れだし、何を言っているのかわかりません。家族の顔も認識できず、わけのわからないことを言い、起き上がろうとします。

 これは困ったちゃん。神経内科のDr よんじゃおうかな。デモ、CTは撮っとかないとおこられるかしらん。鎮静かけてもいいけど、そのあと、神経内科の診察でレベルがわからなくなっちゃうかしらん。なんて思い悩んでいたら、15分ほどで、再び動きが悪くなり、傾眠になっていきました。今がチャンスだと頭部CT 立派な出血がありました。

 何とも劇的な変化です。ことばの意味の分からないのも、ウエルニッケ領域がやられたためなのかしらん。

 それにしても、元気がよかったのに、急にレベルが落ちると心配になるものです。

 あいこせんせもときどき、キーボードのうち間違えをします。先日は、「のみきり」と打ったはずなのに、「のみりき」になっていました。間違いにも気づかず、そのままそーっとしときました。

 脳の言語やと運動野の間に、何かトラブルがあるのかもしれません。

 

重症失語の症状学―ジャルゴンとその周辺

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ここまで読んでくれてありがとうございます。

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌