おまつり気分でハッピー
先日、日本化学療法学会総会に行ってきました。死因の第3位 肺炎の治療には美奈さん苦慮されるわけですが、原因菌の診断も難しいことになってきました。と、徒然なるままに書いていますが、もう少しお付き合いくださいね。
感染症 その新世界と題するセミナーで、産業医科大の迎先生が公演されていました。
この先生のお話はいつも感心するのですが、いつも忘れてしまうので書き留めないといけません。
あいこせんせのいい加減な医療がじつは好い加減なのではないかと思わせてくれる地検が入っています。
迎先生は、網羅的細菌叢解析法という画期的な方法で、起炎菌を推定するという試みをされていて、実際の喀痰培養で出てきた菌とは違う菌が、肺胞洗浄液からの検索で推定されることがままあるのだそうです。
これは、肺炎治療で、ガイドラインどおりに耐性菌治療を併用しても、生命予後を変えない、場合によっては予後が低下するということを違う側面から見ている気がします。
あいこせんせ、ショックなどの状態がなければ、肺炎治療は基本比較的境域のペニシリン系かセフェムと決めていて、なんだか能がない。
でも、これも実は、よーく考えた末の選択なんだと勘違いさせてくれる効果があります。
今後も、特に大きなガイドライン等の変更がなければ、勘違い治療のままで行こうと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌