あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

死体検案書

お祭り気分でハッピー

先日、溺水で、搬送されて、心拍は戻りましたが、低酸素脳症で1ヶ月ほどがんばった末に亡くなられた患者さんがいらっしゃいました。これは、溺水が大本の病名なのだから、溺水で外因死になるのだろうなぁと、『死亡診断書の書き方マニュアル」を見てみると、日本法医学学会の異常死ガイドラインなるものが載っており、外因死及び外因による障害の続発症は、警察への届出の対象であると書いてありました。

 お恥ずかしながら、外因死がきっかけでも、その後、小康状態を保ち、合併症(感染とかそれこそ低酸素脳症とか)で亡くなった場合は、通常の死亡診断書でいいものと思っていました。

 今回の方、午前2時に永眠され、一旦は死亡診断書を書きましたが、溺水は明らかだし(事件性もないことも一応こちらの聴取の中では明らかなのですが)、最近はめんどくさいので、あとで、変な事言われても困るしと、とりあえず、警察に一報してみようと考えたわけです。

 すると、警察の方も、やはり通報されれば検死をしないといけないようで、検死をしていかれました。

 当然、事件性はないので、検死をしましたと言うだけなのですが、そうすると、死亡診断書ではなく、死体検案書になるそうで、書き直しをし、なんだかんだで朝の6時までかかりました。

 外因死で入院って、どこまで届出するものなのでしょうね

 ここまで読んでくれてありがとうございます。

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌