あいこの ブログ

ほんとうのしあわせを求めてDrあいこの旅は続きます

マスコミの対応は比較的冷静でした

お祭り気分でハッピー

ついに、新型インフルエンザの国内発生が認められました。マスコミの報道も、今回が弱毒型であることが大きいと思いますが、冷静で安心しました。と、徒然なるママに書いていますが、皆様、もう少しお付き合いくださいね。

 ただ、やはり、書き方としては、「水際対策をすりぬけて」となっていましたが、実際のところは、水際対策の以前にすでに入っていた可能性も高いので、(他の情報では、時期はずれのインフルエンザ流行が以前から認められていたという話もありますから)、これは、今後の疫学調査待ちですね。

 それにしても、今後が心配です。やはり、今のところでは、まだ、政府が今回の新型インフルエンザに対して、どうするという方針をきちんと出していないので、既定のH5N1を想定した対策で病院や行政としては走り出さないといけません。

 すると、発熱・上気道炎症状患者は、かなりの受診制限を受け、それに対応する病院の通常業務・さらには救急体制がすぐに破綻することが予測されます。

 さらに、今回の新型インフルエンザでは、発熱が少ないとの報道もあり、(実際、神戸の海外渡航なし 第一例の方も,最初は、37.4度で検査陽性と報道されていました。)

 すると、症状を広げて、発熱が無くても、下痢などの症状でも新型インフルエンザを疑う要因になりかねません。

 これらの症状で、受診を発熱センターへ依頼すると、きっと、受診拒否として扱われるのだろうなぁと危惧しますが、国もしくは行政が、新型インフルエンザへの対応の変更を通知しない限り、感染症法の縛りで診察はできないし、新型陽性が出たら、早期の段階では、その回りの医療従事者・受信者の皆さんが、それこそ行動制限を受けてしまうことになるのですから、何か矛盾していますよね。

(下手すると、すでに、最初の神戸の患者さんを診察した医療機関は、医療スタッフの行動制限を受けて、休診となっているかもしれません。)

 これらの実態を理解したうえで、今後、マスコミの皆さんが報道をしてくれることを期待したいですね。

 ここまで読んでくれてありがとうございます。

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌