最悪のシナリオ

　新型ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞのお話で暗くなっている私に愛の手を。　パンデミックが近い将来に起こるであろうという話を書いています。最悪のシナリオというのは、私の文章がおかしいので最悪のシナリオという意味もありますが、と、徒然なるママに書いていますが、皆さんもう少しお付き合いくださいね。

　うちの病院は地方の弱小病院ですが、だからといって、ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞの人がやってこないわけではありません。国内患者が数名-数十名といった段階では、指定病院で対応可能でしょうが、それを過ぎれば、もう無理です。

　一般病院でも患者を受け入れることになりますが、ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞの患者とそれ以外の患者を分けることが困難になります。つまり、次々と感染し、すべての入院患者をｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞと考えて対応せざるを得なくなります。

（完全防備状態ですね。しかも、医局に戻ってもそこが安心なところかわかりませんし、もしかすると自分が感染している可能性があるので、自宅にすら帰ることができないかもしれません。）

　そのレベルになると、医薬品の流通も支障をきたしますし、病院食の供給も可能かどうかわからなくなります。タミフルも、効くか効かないかわかりませんし、第一、タミフルの在庫が一気になくなると思います。

　そうすると、病院としての機能が無くなります。

　病院に来てもらっても、タミフルどころか、点滴も食料もベットすらありませんよという状態になりかねません。

　考えるだけで修羅場ですね。

　ここまで読んでくれてありがとうございます。

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶　合掌