2006-11-23 日本人でよかったですね。その一 その他(一般) お祭り騒ぎで、HAPPY 野良犬の救出作業が、ほとんどの局で生中継されるところも、日本好きな理由のひとつですが、一番ありがたいのが、日本語を使っているところですね。と,徒然なるママに書いていますが,皆さんもう少しお付き合いくださいね。 日本は、治安がいいし、基本的に単一民族なので、習慣や考え方がにている(でも最近は、いろんな人が増えてきて難しいことも多いようですが)ので、暮らしやすいことはおいといて、私のような能力の無い医者にとって、日本は大変ありがたいところです。 エコノミストなんていう週刊誌がありまして、たまたま読んだのですが、グローバリゼーションが進んで、アメリカでは医療のような高学歴職種にも、世界への分業化が進んでいるということでした。 いちばん簡単なのは、放射線の読影で、既にかなりの部分が、インドなどに仕事の委託がされているとのことです。 うちの病院でも、CT・MRIの読影を、on lineでどこかに委託しています。(ただし国内) 英語を話す外国人医師も多くなって、医療職の給与単価がどんどん低下していきます。 この場合、ある程度のところまでは、医療の質も低下せず、医療への人件費が低下することが可能になります。 比べて、日本の場合、ここで日本語が生きてきます。 外国にCTの読影を依頼しても、英語で結果が帰ってくると嫌がる私のような医者が多いので、きっとアメリカのようにはいかないでしょうね。 また、日本語をうまく操れる外国人医師が急に増えることもありえないので、まだまだ、日本の医師は安泰というところでしょうか。競争原理が働きにくいのですね。 日本の医療の将来が不安ですけれど・・・ ここまで読んでくれてありがとうございます.羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 合掌